公開講座第2回『アタマとカラダを活性化するドラムサークル体験』レポート

芝浦工大2020秋の公開講座「脳が喜ぶ〜音楽とテクノロジーの関係〜」第2回『アタマとカラダを活性化するドラムサークル体験』は10月16(金)オンラインにて実施されました。頭も体も柔らかく、そして楽しく、音楽とテクノロジーの関係を体感してもらおうという講座です。

今回参加いただいたのは30名。受講者全員の顔を見ながらアクティビティを行うため、人数を制限した関係で、早めに申し込みを締め切りせざるをえなかったのは残念でした。

ファシリテーターは日本のパーカッション界の草分けであり、ドラムサークルを使った企業研修などを手掛けるビートオブサクセスのヘッドトレーナーでもあるペッカー橋田さんに担当いただきました(写真は2019年3月のNextOne!イベントの時のようす)

NextOne!で体験された方はお分かりの通り、リアルな場であれば、椅子を円状(サークル)に並べ、一人ひとりドラム類を打ち鳴らしていただくわけですが、オンラインではそうは行きません。その代わり今回は、宮崎からリモート参加いただいた方もいて、オンラインだからこそ生まれる新しい繋がり、価値を目の当たりにすることもできました。

ペッカーさんは、海外で実施されているオンラインドラムサークルにも多数出席されて経験とノウハウを蓄積されています。その成果を活かし、今回約1時間のプログラムでは、シェーカーを振り続けることで集中力が高まり、気分も高揚、一緒に参加している初対面の仲間とも一体感を持って楽しむことができました。「脳と音楽の講座」らしく、セロトニンなど脳内化学物質とリズム運動の関係を楽しくレクチャーも交えて体感することができました。最後のバーチャルウォーキングでは、大自然の中を一緒にリズムウォークをする体験を共有することもできました(下記、写真はZoom画面の様子。プライバシー保護のため、ぼかしを入れていますが、生き生きした様子は伺えると思います)。

画面が突然固まったり(実はわざと動きをストップしていた。突然動き出して場を和ませる効果もあり)、ギャラリービューでタイル表示された隣の人(左右や上下)をバーチャルでさすったり、拍手したり、オンラインならではの斬新な試みも多く、皆さんあっという間の一時間だったと思います。

芝浦工大では、これまでリアルな場で留学生・在校生との交流などにドラムサークルを使ってきましたが、オンラインでも(オンラインならではのやり方で)チームビルディングやコミュニケーション活性化に使えそうだ、という確信を持つことのできた講座となりました。

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