リレーBLOG第5弾「ロードバイクとアーバンワーケーション」

同期の川口さんよりバトンを渡されましたので、第5弾は2期生の西村が執筆させていただきます。
私は秋山さんや川口さんのように海外での華やかな生活を送っているわけではないので、コロナ禍における日常生活の変化についてブログを書いてみたいと思います。

コロナ禍の生活

私は2004年新卒で芝浦のMOTに入学した後、2006年に半導体製造装置の会社に入社し、リーマンショック後の2015年に今の会社に転職しました。
もともと新規事業開発に携わりたいと思って転職活動を行っていましたが、当時、私を採用してくれた上司の「世界を変えるという」思いに共感し、入社以降、事業開発に必要なマーケティングから人材育成まで必要な事は何でもトライしてきました。


 昨年の1月頃からコロナが日本に侵食し始めて以来、在宅勤務をする事が増え、4月以降は完全にリモートワークとなりました。
それまでもオリンピック期間中の混雑緩和に向け会社全体としてリモートワークを推進してきており、月1回の「リモートワーク・ウィーク」など遠隔で仕事を進める事には慣れてはいました。
ただ、今までと違うのは、家にいるのは自分だけではない。という事でした。緊急事態宣言のもと小学校は登校禁止となり、中学校もリモート授業。妻も在宅ワークが始まりました。


職場の同僚と話す時間は減る一方、家で家族と話す時間は増える。
1年365日、1日24時間、限りある時間の中で平凡に暮らしていた毎日が変わり出したのです。
これまでは仕事優先で、何かあればプライベートも犠牲にしながら過ごしてきました。しかし、コロナ禍での働き方には、常にプライベートが付き纏います。
家事の分担はこれまでもして来たので、そこまで大きな変化はありませんでしたが、昼食は家族の分も気を使い、夕方になれば宿題や勉強の面倒を見る。
仕事が終わらなければ、夕食後の時間を割いて行う等。
仕事とプライベートが刻々と変化する中で、一人で過ごす時間がかなり減ったことに気づきました。
それまでは通勤時間や会社の昼休み等、短いながらも一人で考える時間があったのに、在宅ワークをしているとそういった時間が無くなってしまっていたのです。


世の中のリサーチでも家族といる時間が増えたとの結果が公表されていましたが、それはそれで良いことだと思います。
家族の絆が深まり、互いに思いやる気持ちや行動が増えること自体は、過去にあった古き良き日本文化に繋がるようにも思います。
ただ、ただ…、メンタル維持するには少し自分の時間も必要ではないか?と私は思ったわけです。
娘も思春期に差し掛かり、親父は煙たがられ、ただでさえ家の中での居場所も失いつつあり。
家庭内でも窓際に追い詰められてしまっている中で、四六時中家族と過ごす事は結構つらい。
かと言って遠出の旅行でリフレッシュとも行かず、どうしたらいいんじゃい!という感じになりました。

ロードバイクはじめました

実は転職してから通勤移動距離が極端に短くなったこともあり、5年ほど前から体重が少しずつ増えてきました。
そしてコロナ禍での在宅ワークで1日が500m圏内で完結してしまう状況。更に間食が多くなるのは皆様も同じではないかと思います。
ついに体重が10㎏以上増え、ズボンのウエストももはや限界。
運動しなければと思いつつも、ジョギングはイマイチモチベーションも上がらず、どうしようかと思っていました。

思い出すとMOTの学生時代に自転車で北海道を1周したり、社会人になってからも九州を縦断したりと、これまで自転車で色々な所に行ってきました。

このような状況だからか、何なのか、あの頃の自由さが急に懐かしくなり、また一人で旅もしたいなと思い始めました。
男性の平均年齢が80歳を超え、自分も人生の折り返しに来たご褒美に、この際少し本格的にロードバイクでも買ってしまおうか。。。


 ロードバイクをご存じないかたもいらっしゃるかもしれませんが、ハンドルがグイっと曲がっている競技用の自転車です。
競技用に開発されているので非常に軽量となっており、MOTでたまに出てくる優良企業の「SIMANO」がギアなどの部品を製造している界隈のものです。

専門店に行くと、値段もピンキリ。高いと100万円を超えるものも。初心者用に何か良いものはないかとネットなども駆使して調べ、ついに購入してしまいました。

25万円程なので決して安くはないですが、それでもロードバイクの中ではお手頃な方。
最初はフラつきながらでしたが、次第にスピードアップ。いゃー、この爽快感が最高に気持ち良い。
ここ数か月は週末に秋ヶ瀬や横浜など100Km程度のサイクリングを楽しんでおります。

荒川沿いを走っていると、若いカップルやトランペットを練習するおじさん、ベビーカーを押しながら散歩するお父さん、サッカーをする少年など、様々な人とすれ違い。
何というか、人の営みというものを感じるわけです。

このご時世、感染リスクがある為、なかなか他の人と楽しむことが出来ません。
でも、逆に一人の時間、一人の趣味を没頭する事ができるのです。
こんな時だからこそ、「一人で遊ぶこと」を目一杯に楽しむ事が必要だ!
という言い訳を家族にしながら、今週も荒川の土手をサイクリングを楽しんでいます。

ホテルでのリモートワーク

先ほども書きましたが、会社としてはコロナ以前からオリンピック・パラリンピックの混雑緩和に向け、数年前からリモートワークを進めてきていました。
ですので、コロナ禍になって何か働き方が急激に変わったかというと、そうでもありませんでした。
ただ、家族皆がリモートになるとは想定していなかったわけです。
妻の会社はもちろん、娘の中学校までリモートで従業を行う様になり、家の中での居場所問題が勃発。
狭い我が家の各部屋から各々のリモート会議と授業の声が聞こえ、朝も昼も夜も家族がいる生活。
想定していた完全リモートワーク生活とは少し異なる現実が訪れたのでした。

それは、それで良いのですが、そうは言っても・・・。
まぁ、なんだか家の中の空気が少し重く感じるのでして。

2020年12月から会社の新たな取り組みとしてホテルを活用したリモートワークのトライアルが始まりました。
費用はすべて会社が負担してくれるので、個人的な特段の出費はありません。
そんなわけで、週に1日~2日をホテルからのリモートワークで過ごしてみる事にしてみました。


最初は、何だか慣れない部分もありましたが、家にいるのとは違い、一人の時間と空間で集中して仕事を進める事が出来ます。
そして、何より会社でも家でもない所謂「第3の働き場所」という事、それもいろんな場所で働く事が出来ます。渋谷、汐留、上野、池袋等。
出張とは言わないまでも、ちょっとした遠足気分を味わえます。
ホテルからのリモートワークに慣れてくると、その土地柄を楽しむという余裕が出てきます。

特に、「ランチ」。
これまでは一人だと入りずらいおしゃれなお店でも、このご時世なら、むしろお一人様が当たり前。
そんな時世に肖り、昼間っから赤身のお肉やチキンソテー等、かなりエンゲル係数が上がってしまいますが、メンタルバランス確保の為の経費として、そこは目をつぶっています。


仕事と休み両立させるワーケーションが増えて来ていますが、
都内近郊でもこういった楽しみ方ができるので、個人的に「アーバーンワーケーション」と称して楽しんでいます。

自分にとっての新しいスタイル

コロナ後の新しい生活スタイル、「ニューノーマル」とは一体どんな世界なのでしょうか?
恐らくそこに画一的な解はないのではないでしょう。

コロナ禍で、それまで以上に家族や知人、同僚との繋がりの重要性を感じている人が増えているとの情報がありましたが、
一方で閉塞感を感じている人も増えているのではないでしょうか?
環境の急激な変化によって社会的にも不安定となっている部分はあると思います。


社会全体が落ち着きを取り戻すまでには時間がかかりそうです。
そうであれば、訪れる社会環境の変化に追従するのではなく、自ら主体的に変わる、変えていく事から始める必要があるのではないかと感じています。
確かに一歩踏み出すのも、なかなか時間がかかります。
ただ、こんな時代だからこそアクティブに楽しみを見出していける力強さが必要になってくるのではないかと。
少し罪悪感を抱えながらも「一人をどれだけ楽しめるか?」と、ある種割り切ってみると、少しは動きも軽くなるのではないでしょうか?

ニューノーマルとは、これまで以上に一人一人が主体的・積極的に人生を楽しむ時代・社会になるのではないか、などと思っています。

まだまだコロナの勢いも止まりませんが、どうか皆さまご安全に。